コラム
業界の中の人しか書けないことを書きます。
後継者不足、人手不足、市場規模。その手の一般論はどこにでもあります。 ここでは、許可の承継で実際に何が起きるか、在庫のどこを見られるか、 といった実務の話を書きます。数字には必ず一次資料の出典と年次を付けます。
棚卸金額は同じでも価値は正反対──電材卸の在庫は「年齢」で見られる
電材卸のM&Aで買い手が見るのは棚卸金額ではありません。定番品が回っている在庫と、10年動いていない特注品の山では評価が正反対です。品種別の在庫年齢をどう整理すれば、正当に評価されるかを説明します。
読む →社長が引退すると建設業許可が消える会社がある──経営業務の管理責任者という落とし穴
建設業許可の維持には「経営業務の管理責任者」の要件を満たす人が必要です。これを社長しか満たしていない小規模な電気工事会社・計装会社は非常に多く、退任と同時に許可が維持できなくなります。M&Aで最初に確認すべき理由と、時間が必要な対策を説明します。
読む →電設インフラの会社を、いま誰が買っているのか
大和ハウスが住友電設を2,920億円で買収し、きんでんが弘電社にTOBをかけました。データセンターと人手不足を背景に、電設インフラの買い手は同業だけでなく異業種大手・電材商社・ファンドまで広がっています。公表情報から買い手の類型を整理します。
読む →同じ「5%」でも支払額が倍違う──M&A手数料のレーマン方式は基準を見る
M&A仲介の成功報酬はレーマン方式が主流ですが、料率をかける「基準」が会社ごとに違います。株式価額か、移動総資産か。同じ譲渡価格でも支払額が倍近く変わる仕組みと、契約前に必ず確認すべき項目を説明します。
読む →盤メーカーの値打ちは設備ではなく「図面を描ける人」にある
配電盤・制御盤メーカーのM&Aで買い手が見ているのは工場や設備ではありません。単線結線図を読みシーケンスを組める設計者が何人いて何歳か、そして図面を出してくれる取引先をどれだけ持っているか。この業種特有の評価軸を説明します。
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